タケダ レシーヌ工場の水のリサイクルプロジェクト| 武田薬品
プール1300個分の水リサイクルってナンダ?
タケダ レシーヌ工場の水のリサイクルプロジェクト
タケダでは、地球規模の課題の解決につながる持続可能な事業戦略を維持していくことで、「世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献する」という約束を掲げています。その約束を実現するための環境への取り組みのひとつとして、ベルギーのレシーヌ市にあるタケダの製造工場で進めている、水のリサイクル事業をQ&Aで紹介します。
タケダ レシーヌ製造工場とは 1972年に建設されたタケダの世界30以上の製造拠点のひとつで、血漿分画製剤を世界80カ国に供給している。
Q.1 レシーヌ工場で水のリサイクルが始まったのはいつ?
A. 取り組みを始めてから5年以上
Q.2 2021年に導入した水リサイクルシステムとは?
A. 廃水を浄化して純水にリサイクル
ウォーターリサイクルステーションは、水資源の消費量を削減するだけでなく、雨水や廃水を浄化して純水にリサイクルし、再利用するシステムです。この革新的な技術により、大規模な水資源の消費量の削減を実現します。
Q.3 レシーヌ工場で使用する水の総量は?
A. 1年間で約 700,000m3(25mプールで 約1,300個分)
Q.4 どのくらいの水がリサイクルできるの?
A. 2023年までにレシーヌ市の総人口の年間水使用量の90%をリサイクル
これは、廃水および採石場用水を再利用することで実現可能になります。現在は、75%の廃水をリサイクルして使用しています。
Q.5 今後、レシーヌ工場が目指している水の削減目標は?
A. 2025年までに都市用水の使用量を90~95%削減
2021年のウォーターリサイクルステーション導入で廃水処理場から川に流される水のうち75%を再利用しており、都市用水の使用量を60%も削減することができました。2023年には採石場用水の再利用をスタートし、これにより都市用水の使用量を90%まで削減できる見込みです。2025年には、90~95%を削減することを目指しています。
Q.6 他にも進めているプロジェクトは?
A. レシーヌ工場では、2030年までにネットゼロを目指す
Q.7 地球環境の維持にさらに貢献するためには?
A. 工場内の生物多様性を保つ活動も推進
レシーヌ工場では、エネルギー効率を体系的に監視するために、蜂の巣や池の設置、エコを意識した建物の建設などを行い、工場内の生物多様性を保つ活動も行っています。タケダでは、このようなレシーヌ工場での実績を含め、世界中の各拠点でも地球環境の保護と維持を目指していきます。
Column 従業員とともに地域貢献にも取り組む
タケダとEkopak社は、2021年3月の「世界水の日」を記念して、Water.orgを通して、途上国の1,200人に飲料水の共同寄付を行いました。1,200人は、レシーヌ工場の全従業員数に相当します。