DE&I CARD 多様性を後押しする、タケダの企業文化| 武田薬品
成長のためのDE&Iってナンダ?
多様性を後押しする、タケダの企業文化
性別や国籍、年齢などの属性にかかわらず、様々な機会を公平に提供し、従業員が能力を最大限に発揮して働ける組織であること。タケダが行なっているDE&I(多様性、公平性、包括性)の取り組みをご紹介します。
「Global Top Employer®」に8年連続で認定
卓越した企業文化、職場環境、福利厚生、経験の機会を従業員に提供する企業を30年以上にわたり認定してきたTop Employers Instituteにより、タケダはグローバル規模で優れた雇用主であるという世界でわずか17社だけが選ばれている「Global Top Employer® 2025」の1社として認定されました。グローバルに8年連続で認定されるとともに、アジア・日本を含む24か国においてもTop Employerとして名を連ねています。
世界を舞台に輝く!タケダの女性リーダー
タケダのグローバル従業員の男女比率は5:5、管理職では6:4という割合で、多くの女性が働いています。経営陣は30~60代と幅広く、9か国の国籍で構成され、そのうち31.6%が女性であることも特徴。これからも、女性が活躍できる企業であり続け、多様性のなかで優秀な人材に飛躍の場を提供できるように取り組んでいきます。
時短勤務だけではない“育児と仕事の両立”を実現
タケダでは、子育てと仕事の両立を支える、ダイバーシティを尊重した企業文化が根付いています。時短勤務やフレキシブルワークの利用はもちろんのこと、育児の悩みや時間の活用法などを相談できる従業員コミュニティや、保育所の入所活動をサポートする保活コンシェルジュもあり、すべて男女問わず利用することができます。また、MR職は社用車を保育園の送迎に活用するなど、働きやすい仕組みや環境づくりを進めています。
社員の約70%がテレワークを実施
タケダでは、近年のグローバル化の促進により従業員の働き方が多様化しています。そのため、2008年度にフレックスと在宅勤務を導入、さらに2018年度にはフレックスやテレワークを制度化し、積極的に運用することで社員の働き方を支援してきました。この制度は家族の用事や自己研鑽、出張前後、早朝・深夜帯にかかる海外との会議などに活用され、2020年度はフレックスを使用している従業員のうち、約70%がテレワークを実施しています。
約94.5%の男性が育児休暇を取る会社
タケダには「働きながら子育てをしたい!」と願う男性社員をバックアップする育児両立支援を実施しています。2017年度からイクメン研修やイクボス研修等、働き方改革を促進する取り組みをスタートし、該当する男性社員の現在の育児休暇取得率は、なんと約94.5%(2021年3月末時点)。厚生労働省が同年に発表した休暇取得率12.65%を大幅に上回り、その割合は年々増え続けています。
社内カルチャーを創る従業員ネットワーク
タケダは、従業員の主体的な活動で社内のカルチャーを変えることを目的にしたボトムアップアクションを推奨しています。従業員ネットワーク「Takeda Resource Group (TRG)」は、共通する特性や人生経験を持つ従業員と、その賛同者、支援者により構成。現在、LGBTQ+の従業員とその仲間のコミュニティ支援やキャリア形成支援など、国内6つの TRGに約80人以上が在籍し、活動を行っています。
誰もが暮らしやすく、働きやすい世界
日本を拠点とするタケダの従業員が中心となって、LGBTQ+について正しい理解を深め、誰もが自分らしくいられる職場環境の実現を目指して、従業員ネットワーク「TAKE PRIDE Japan」を組織。所属員はLGBTQ+のアライ(ally=LGBTQ+を理解し、支援する人)として活動し、グローバル全体のイベントや社内SNSへの投稿、講演会などを通じて、全ての従業員が安心して働くことができる職場環境を目指しています。
世界約80の国と地域に広がるタケダの拠点
タケダはこの10年間でいくつかの企業買収と統合を行いながら、日本発のグローバル製薬企業として成長しました。世界の拠点は約80の国と地域に広がり、 2020年度の売上収益は3.2兆円、従業員数は約4.7万人(11%は日本)の従業員を有する規模に発展。創業以来240年以上、これからも普遍の価値観を軸に、革新的な医薬品と治療法の創出にひたむきに取り組んでいきます。
他部署の仕事にも挑戦できる!
「社内兼業制度」は、従業員ネットワーク「キャリアスクエア」での提案から生まれた正式な社内制度です。上司の了解を得て、短期間、他部署の仕事やプロジェクトに携わることができるプログラムです。このように、タケダでは挑戦できる風土を大切にし、適切な支援を受けながら輝くことのできる環境を実現するため、社内公募制度の拡充も図っています。
30代で執行役員クラス!?リーダー育成プログラム
日本と海外の文化の違いによる従業員のキャリアラグを解消するために、タケダでは日本人向けの「アジャイルプログラム」を導入しています。将来のタケダを担う幹部候補は、海外も含む複数のジョブローテーションを経て、リーダーに求められる視座や体系的な知識を習得し、リーダーシップ、マインドセット、スキルを身に着けることができます。
介護をしながらキャリアも大切に
タケダでは、フレックスやテレワーク制度を柔軟に活用できる環境が整っているだけでなく、介護休暇(最初の66日間は有給)、短期介護休暇、家族の介護などに利用できるファミリーサポート休暇が取得できます。また、いつでも相談できる介護相談窓口の設置など、ワーク・ライフ・バランスを支援する環境が充実しています。会社全体でダイバーシティを尊重しているため、状況を理解し支えてくれる仲間もたくさんいます。
短期ボランティア休暇で学びと経験を
タケダでは、東日本大震災後におこなった植樹などの復興支援活動をきっかけにボランティア休暇を制度化しました。ボランティアに対する社員の意識が震災前後で大きく変わったことも制度化した理由のひとつです。活動現場での経験を通して、自分の仕事と社会との繋がりを実感し、新たな学びや視野を広げるきっかけにしてほしいと考えています。短期ボランティア休暇は年に5日、取得可能です。
DE&Iの風土づくりもタケダ流
タケダでは、執行役員が自らの体験談をもとにした「DE&Iについての考え方」を、従業員約4.7万人にビデオで配信。 「男女差別が残る日本でどのようにキャリアを築いてきたのか」「アジア系アメリカ人としてビジネスの世界にある差別とどう向き合ってきたのか」「黒人としてどのようなレッテルと戦ってきたのか」などをテーマに語りかけています。多くの従業員がDE&Iの大切さを自分の言葉で語ることができれば、自然と企業文化に浸透し、より強い組織をつくります。
自律と多様性を促す、さまざまなプログラム
タケダでは、若手人材や女性従業員を育成するための研修プログラムを実施し、従業員の自律を促すとともに管理職層の人材の多様化を推進しています。これらの研修を通して目指すのは管理職人材の多様化、特に女性の管理職・上級管理職の比率向上です。2016年度から計画・実施期間を設定し、性別・年齢・妊娠出産にかかわらず優秀な人材に活躍の場を創出する取り組みを行っています。
LGBTQ+の活動が評価され最高評価を受賞
タケダでは、 LGBTQ+が働きやすい職場をつくるさまざまな取り組みを行っています。その国内での活動が評価され、日本の企業・団体におけるLGBTQ+のダイバーシティマネジメント推進団体「work with Pride」が策定する5つの指標すべて満たし、最高評価の「ゴールド」に選定されました。また、2024年には初の「レインボー認定」を獲得。タケダは、個性を認め合い、公正で多様性に富んだ先進的な組織を築くための取り組みを更に進めています。