IBD患者さんの強さを支える伊藤さんのレシピ | 武田薬品
IBDとともに生きる伊藤さんのレシピ
本記事は、実際の患者さんの体験談を紹介しています。特定の患者さんの体験を紹介したものであり、多くの患者さんに共通する体験を紹介するものではありません。気になる症状や医学的な懸念がある場合、また、適切な診断と治療を受けるためには医療機関を受診ください。
炎症性腸疾患(IBD)とともに生きる伊藤さんのストーリーを、4分の動画でご紹介します。
伊藤さんが歩んできた道を表するなら、「不屈」と「希望」です。炎症性腸疾患(IBD)1の一種である潰瘍性大腸炎と診断された伊藤さんは、病気に伴う困難に向き合いながら、自らのキャリアの道を変えることにしました。
「取引先の方と話をしているときに、お腹が痛くなって離席しないといけないこともありました」と伊藤さんは振り返ります。「自分の症状を毎回伝えるのは大変ですし、どうやってこの仕事を続けていけばいいのだろうととても悩んでいました」
タケダのグローバル メディカル アフェアーズで消化器系疾患領域チームを率いるマルセロ・フレイレ医学博士は、IBDの場合、仕事や学校など日常生活に困難が生じ、ネガティブなイメージを持たれることもあると指摘します。
「IBDの患者さんは、痛みだけでなく恥ずかしさなど精神的な負担を感じることもあります。だからこそ私たちは、IBD分野の専門性を活かし、継続的にイノベーションに取り組むことで、患者さんが前向きに人生に取り組める一助になりたいと考えています」とフレイレ博士は述べています。
伊藤さんは、幼少期からの夢である料理人を目指すことを決意しました。伊藤さんは現在、食事に制約や制限のあるIBD患者さんも食べられるような料理を作ることで、IBDコミュニティに貢献しようとしています。
「病気をする前は健康であることが当たり前で、診断がついてからは自分の健康がなくては何も進まないと思ったので、自分のことをもう少しいたわってあげようと、自分に優しくしようというふうに考えが変わりました」と彼は言います。「自分が心からやりたいことをやりたいなと思っているので」
- Abraham C, Cho JH. Inflammatory bowel disease. N Engl J Med. 2009;361(21):2066–78. doi:10.1056/NEJMra0804647
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