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IBD患者さんに寄り添う新しいアプリ | 武田薬品

飲み物を飲みながらスマートフォンの画面を一緒に見る夫婦

IBD患者さんに寄り添う新しいアプリ

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2025年6月27日

IBD患者さんに貢献する私たちのアプリを2分の動画で解説します。ぜひご覧ください。

炎症性腸疾患(IBD)患者さんは、倦怠感や腹痛、便秘、下痢、突然の便意など、身体的な症状に悩まされることがあります。自身の症状を管理するだけでなく、トイレを探すなど日常生活に不便さを感じることもあります。

そうした状況に対応し、IBD患者さんが自らの病気に積極的に関われるよう、私たちは新しいアプリ「For You With You IBD(IBDと生きるあなたとともに)」を開発しました。このアプリを使用し、「IBDに伴う日常生活の不便さを和らげてくれる、私の右腕のような存在です」「IBDと初めて診断された当時、このアプリがあればよかった」と語る患者さんもいます。

For you, with you(あなたとともに)


私たちはこのアプリを、患者さんや医療従事者と一緒に開発しました。Health Outcomes ObservatoryGo to https://health-outcomes-observatory.eu/(H2O)の協力のもと、この機関が携わる患者さんや医療従事者にアプリを提供しています。H2Oは官民連携の機関で、欧州全体で標準化されたデータガバナンス、患者さんの同意、インフラシステムを通じて、患者さんの経験や意向を加味した意思決定が行われるよう活動しています。

また、このアプリはイノベーションを起こす研究を目的に、健康に関するデータを収集しています。H2Oで共同リーダーを務めるターニャ・シュタム教授(ウィーン医科大学の医学データサイエンスセンターにあるアウトカム研究所の代表も兼務)は次のように述べています*。「患者報告アウトカム(PRO)を収集することで、患者さんの健康や疾患管理に関する貴重なデータが得られます。デジタルツールは、日常の自己管理の一環としてPROを取得できる持続可能なソリューションです。そのことを、このアプリが証明しています」

症状記録やトイレ検索機能も


App image

現在このアプリは、欧州、北米、アジア太平洋地域の一部の国でのみ利用できます。アプリにより自身の症状を記録できるほか、診察や検査のスケジュール管理にも使用できます。さらに、公衆トイレの場所を表示する機能もあるため、外出時の不安を和らげてくれます。

また、このアプリには、医師が使用しているIBD Diskという検証されたツールも組み込まれています1。このツールは、睡眠やエネルギーレベル、コミュニケーションなど日常生活のさまざまな側面を記録しやすいよう設計されています。また、情報をアプリから医療従事者に報告できるため、治療の個別化にも活用できます。

知識を通して患者さんに力を


「For You With You IBD」のようなツールは、患者さんを中心とするタケダの戦略の重要な一角を占めるものです。私たちは、デジタル技術を活用することで、240年以上にわたり受け継いできたイノベーションの歴史を継続しようとしています。グローバル メディカル アフェアーズで消化器系疾患領域を担当するマルセロ・フレイレ ヴァイスプレジデントは、このアプリは、IBD治療のアンメット・メディカル・ニーズに対応するものだと述べています。

「患者さんに力を与える鍵は、知識です」とマルセロは言います。「私たちはこのアプリを通じて、患者さんが自らの疾患をより深く理解できるように支援しています。これにより、患者さんは医師とより深い会話ができるようになり、より良い疾患管理へ最終的につながるでしょう」


※「For You With You IBD(IBDと生きるあなたとともに)」は、日本では利用できません。タケダは日本国内で、患者さんやそのご家族をサポートする「IBDノート」を提供しています。IBDノートは、For You With You IBDと一部同様の機能を、日本向けにカスタマイズして提供しています。トイレ検索機能や治療薬、体調、食事、予定などの記録・管理機能を通じて、IBD患者さんのセルフマネジメントをサポートするアプリです。