Takeda logo

セリアック病とともに生きる息子と母 | 武田薬品

母と息子

セリアック病とともに生きる息子と母

Calendar
2025年8月8日

セリアック病とともに生きる息子と母の動画ストーリー(約3分)をご覧ください。

本コンテンツは、実際の患者さんとご家族の体験談を紹介しています。特定の体験を紹介したものであり、典型的な患者さんの体験を紹介するものではありません。気になる症状や医学的な懸念がある場合、また、適切な診断と治療を受けるためには適切な医療機関を受診ください。

本コンテンツ内には自殺に言及する箇所があり、読者によっては苦痛を感じる可能性があります。あなた自身や知り合いの方がこころの悩みを抱えている場合、専門的な窓口にご相談ください。


「当時15歳だった息子は、セリアック病の影響で栄養を取れず、文字どおりベッドから起き上がれないほど栄養不良に陥っていました」と、マリリンさんは息子のヘンリーさんについて語ります。ヘンリーさんがセリアック病と診断されたばかりの頃でした。

それからマリリンさんは、ヘンリーさんがグルテンを摂取しないよう徹底しました。

「グルテン除去食 を始めてから3週間後、ヘンリーはキッチンに立って『ママ、僕の脳が、自殺しろと僕に言ってこなくなったよ』と、私に言ったのです。我が子がこれほどの苦痛を経験するのを目の当たりにするのは、とてもつらかったです」とマリリンさんは振り返ります。

ヘンリーと母
ヘンリーさんは現在30代前半となり、自らの疾患を管理する方法も習得しています。しかし、セリアック病には治療法がなく、グルテンを避けるのに多くの時間と労力を費やさなければなりません。

タケダのセリアック病フランチャイズでエグゼクティブメディカルディレクター兼グローバルクリニカルリーダーを務める医師のダン・レフラー は、セリアック病による患者さんへの精神的な負担を目の当たりにしてきました。「社会的な制約、厳格な食事制限、誤ってグルテンを摂取してしまうことへの恐怖から、うつ状態や不安を経験するセリアック病患者さんも少なくありませんi

セリアック病患者さんの中には、グルテン除去食だけで症状を管理できる人もいます。しかし、全体の約3分の1を占めるグルテン曝露に敏感な重度のセリアック病患者さんにとっては、グルテン除去食だけでは十分ではありませんii。「セリアック病は、生涯にわたり続く深刻な疾患で、グルテンフリー食事療法以外に効果が認められた治療法もありません」とレフラーは述べています。

「アンメットニーズに応えることに、私たちは真剣に取り組んでいます。そしてそれがタケダという企業の基盤になっています。私たちの事業は消化器系疾患と炎症性疾患に深く関わってきました。そんな私たちなら、セリアック病とともに生きる何百万人もの人の力になれると信じています」

マリリンさんは、この疾患とともに生きる人のために何かを変えたいという願いから、セリアック病財団のチーフエグゼクティブオフィサーに就任しました。ヘンリーさんもまた積極的に支援活動を行い、アドバイスを送っています。

この疾患を深く理解するための研究が進んでいることにヘンリーさんは感謝しています。

「セリアック病に今後どのような進展があるのかと思うと、大きな希望が湧いてきます」とヘンリーさんは述べています。


i. Ho, W. , Atkinson, E. & David, A. (2023). Examining the Psychosocial Well-Being of Children and Adolescents With Coeliac Disease: A Systematic Review. Journal of Pediatric Gastroenterology and Nutrition, 76 (1), e1-e14. doi: 10.1097/MPG.0000000000003652. ii. Al -Toma A et al. United European Gastroenterol J 2019;7:583-613.34


本情報の公開時点でタケダには、セリアック病の治療を目的として承認された製品はありません。


主な相談窓口Go to https://www.mhlw.go.jp/content/001427918.pdf(2025年7月時点)

#いのちSOS( NPO法人 自殺対策支援センターライフリンク) 電話:0120-061-338 https://www.lifelink.or.jp/inochisos/Go to https://www.lifelink.or.jp/inochisos/

よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター) 電話:0120-279-338 https://www.since2011.net/yorisoi/Go to https://www.since2011.net/yorisoi/

いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟) 電話:0120-783-556、0570-783-556

チャイルドライン(NPO法人 チャイルドライン支援センター) 電話:0120-99-7777 https://childline.or.jp/index.htmlGo to https://childline.or.jp/index.html

こころの健康相談統一ダイヤル 電話:0570-064-556 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/kokoro_dial.htmlGo to https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/kokoro_dial.html

Share this story